C105が充電不良で、スペアエンジンのステーター一式を使って対応してました。
ただ、それも充電はしていますが弱い(笑)
エンジンかけて回転上げても、6.15Vぐらいしか上がりません。
薄く充電しています(笑)
これじゃーいかんと、充電(ライト&チャージ)コイルを巻き直します。
使った銅線は、0.8㎜のポリウレタン銅線です。耐久性は抜群だそうです。
オリジナルが0.8mmなのでそのサイズにしましたが、ポリウレタンコーティングのため、ちょっと太かったかな。
理屈は簡単!古い銅線を外して新しい銅線を巻き付けるだけ。
一番大変なのは、巻数のチェックとキレイに巻くことです。
これがステーターです。三菱製です。
C100は日本電装(デンソー)、日立、三菱、国産電機のステーターが存在します。
他にもあるかもしれません。
それぞれのステーター内の部品は互換性がなく取り付けることはできません。
加工したら何とかなるかもしれませんが。
このステーターもポイントはデンソーのを加工して取り付けてあります。
左が充電用コイルですが、何だか黒いですね。焼けてる?
右は点火用のコイルです。
緑色が通常の充電、黄色がライト+充電、茶色のは点火コイルとつながる。
3本の配線が出ています。
コイル線をほどいていくと、途中で緑銅線が出てきます。
巻いている回数を数えながら、何回ほどいたらそれが出てくるのかほどきます。
全部ほどけました!
黄線=一番端
緑線=170巻
茶線=190巻
全部で210巻でした。
1段40巻ぐらいの5段だっと思います。
途中で数え間違いしているかもしれないので参考程度に
今度は逆に巻いていきます。
まずは、銅線の端を本体にハンダ付けします。
本体に運動用のテーピングを巻いて絶縁してから巻き始めます。
1段目の下巻が一番大切です。
下地作りはなんでも重要ですね(笑)
そこが甘かったので、その上に2段目を巻いたときに銅線の間に入るので平滑ではなくなります。
3段目はさらにガタガタ。
その上もその上もで、結果上のような状態です。
巻数を数えながら巻いているので戻ると?何回だっけとなりあとは適当です。
巻数が少ないとダメですが、多いのは問題ないでしょ(笑)
上からほどけるのを防ぐため、テーピングして完成です。
さらにこの上からゴムボンドを塗りました。
ステーターはオイルには浸からないのでこれで大丈夫です。
オイルに浸かるタイプはワニスとエポキシ樹脂で固めるようです。
エンジンにステーターを取り付けました。
ポイントに当たらないギリギリ^^;
ちょっと大きくなってしまいましたからね。
ローターには接触していませんでした。
はははっ!大成功!!
ステーター出たとこの交流で10Vを超えます。
バッテリーの+−端子では、アイドリンでも6.17Vぐらい回転上げるとすぐに6.33V。
もう少し上げると6.53V。
家の中なのでそれほど回転が上げられないですが、6.7Vぐらいまでは確認しました。
レギュレターは無いのでバッテリーが電圧を安定させています。
ヘッドライトも明るくなった。
試走で伏見方面へと。
快調です。
ウインカーも力強くしっかりと点灯します。
乗る頻度が少ないので、常にバッテリーは弱くなっていると思いますが、乗り出してしっかりと充電できれば、次に乗る時につながります。
帰りに、ココキラリさんでパンを買って帰ります。
今やカブ乗り御用達のパン屋さん。
オーナーご夫婦ともにカブ乗りさん!
動画を撮っていただいて、C105のエンジン音がいい音しててシビレました(笑)
乗っているのと外から聞く音とは違いますね。
ありがとうございます!!
次はもうちょっと綺麗にコイルを巻けそうです。
スペアのステーターのコイルも巻き直そうかな。
あと、あんどんカブやバッテリー点火のCT90も充電の強化ができるかもです。
線を細くして巻数を増やして12V化される方もおられるようです。
C100系のコイル巻き直しネタはあまりないので少し詳しく記事にしました。
ご参考に。
やるときは写真を撮りながら元々の姿を確認できるようにしましょう。
自己責任でお願いしますね。